賢者の石~'07シーズン最終日
雑用を済ませお昼過ぎに少し混雑した仙台市内を抜けてしばらく走り、そして秋のライズ巡礼の最終目的地であるM川に到着してみると、、、さすがに日曜日+漁期の最終日ともあって川辺の目ぼしいポイントの傍には釣り人の車がチラホラと・・・。
ふと、川辺に目を遣ると、、、餌釣り師が膝上まで一人立ち込んで流れ込みで静かな攻略の真っ最中。
釣り支度を済ませて川辺に出てみれば、今朝方から昼過ぎにかけて付いたと思しき釣り人各氏の真新しい足跡が多数残されていて・・・・・。
餌釣り師、ルアーマン、そして自分のような毛鉤釣り師と、、、入れ替わり立ち代りに、皆それぞれに往くシーズンとの別れを惜しんで川辺へ出掛けて来てるのでしょう。。。お立ち寄りの皆さんの最終日は良い釣り旅でしたか?

午後3時を廻って、空が暗くなって小雨がパラつき始め、この雨が潮時と・・・先の上流側に見えていた餌釣り師も撤退の様子。 下流側に遠く見えている釣り人も引き上げ支度の模様。
これからヤル自分は、、、また雨に濡れながらの釣りも良いか? しかし、やけに今シーズンは雨に濡れての釣りが多かったナ、、、なんて思い返しながら、レインウエアも着ずに毛鉤を6Xの先糸へと結束作業を。。。
雨降りで人気の無くなった川辺は、何時の間にか自分の貸し切りに・・・。
いや~、漁期の最終日は川辺も混み合って落ち着いて毛鉤を流せないだろう・・・と心配していた自分にこの天候はまさに天佑。
心も軽くなって、先行した釣り人の竿抜けとなった流れを探る余裕も生まれたようです。
後は夕闇が訪れる日没まで、、、孤独に無心で西洋毛鉤による山女魚釣りに向かうだけ。。。。。
夕暮れの雨の中、コカゲロウのまばらなハッチに続き、ヤマトビケラ・ピューパが流れに走り出し、、、そしてウエノヒラタが早瀬の中から次々に姿を現しだすと、川面に山女魚達の気配が充満して、、、、、先程まで釣り人が狙っていた深瀬のヒラキに山女魚の激しいライズを発見!
それは大型の山女魚が全身を現して、空中に飛び出そうとしていたヒラタカゲロウを捕食した瞬間でした。
すかさず、同じ流れに向かって投射される毛鉤。
激しくなってくる羽化の中で一心に毛鉤を追って反応してくる山女魚。
流れ行く毛鉤がスポッ!と水面下へ没したら、、、一拍送り込んでのセットフック動作。
ドスッ! グングン、、、グン、、、ギューーーーウッ、、、
重厚なローリングファイト!
乗った。。。。。 これも良いサイズの山女魚だ。 丁寧にいこう。。。
REVIEW FC-8303改 が大きくそして美しく撓り込んでロードされ、夕暮れの雨空を映し込む暗緑色の流れに白銀を散らし続ける山女魚のローリングファイトへと応酬する。
そして、今シーズンは自分の釣り旅の名脇役だった・・・この春新調したトチ材の美しいフレームワークと手編みの-Synネット(広島市)-によるランディング。
こんな場面が夕暮れまでM川辺において幾度もリフレインのように。。。。。
今夕の日没時間となる午後17時30分には夕闇がM川の流れを覆い隠して、、、、、輝ける2007シーズン「ライズ巡礼の旅」もついに幕を降ろしました。
ああ、、、今シーズンも遂に美しい流れと流麗な山女魚達にお別れです。
一昨年、そして昨年も紹介しておりましたが、、、ここで、タバコに火を点けて心を入れ替え、、、禁漁期を迎えるにあたり三度目となる「エリオット」の一文をお立ち寄りの皆様にお贈り致します。。。。。
われわれのいう始まりが終わりであることが多く、
終わりをもたらすことは始まりをもたらすことである。
終点がわれわれの出発点なのだ
T・S・エリオット
/ 詩集『四つの四重奏』 -リトル・ギディング- 一部抜粋
重ねて、、、釣り心の中で「良い釣り旅を」。。。。。
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コメント
幾つもある西洋毛鉤の中のほんの少しのコトぐらいは
分かることができたシーズンだったような・・・
静かに終わりを告げてしまった今期。
新しいシーズンはあっという間にやってくるのでしょうかね。。。
綺麗な流れと美しい魚達にまた逢える事を楽しみに待ちたいと思います。
別れがあれば出逢いがあるのですからね。
投稿: JTKNのしろ | 2007/09/30 23:40